筆者は高校生の頃に演劇部に入ったことがきっかけで演劇の世界にぞっこんになり、最初は人前に立つことが苦手だったのですが何時しかプロの脚本家になろうと心に誓い始めたのが人生の一つのターニングポイントとなりました。

 

そこから短大に入り、更に芝居についての勉強を積み重ね、卒業と同時に教授が主催している短大の卒業公演の脚本を仕事としていただきました。それはつまり、学校と仕事上の契約を結ぶと言うことでした。

 

ですが、その仕事は責任を持ってやり遂げ、それなりの成果を得ることが出来ましたが結局、好きなことを仕事にすることに嫌気がさしたのです。プレイ側ではなく、観客側でいたいと。

 

そこで転職したのは講評家でした。結局これも過程の都合で長く続けることが出来なかったのですが、自分の知っている知識を持って演劇人と観て対面する仕事でしたので、これがやりたいとその時は天職に感じました。恩師の元で評価の方法を学びながら、若いなりの評価をし、講評文を学校の教材として提供して生活しておりました。

 

好きな分野においての転職は時に新たな興味を引き立ててくれます。プレイすることが好きだと感じていたものの、仕事としては観る方が好きで、やりがいを感じる。その違いを気付くことで、プライベートでも好きなことへの向き合い方が大きく変わりました。